偽りの愛はいらない

魅力的だけど、絶対に恋してはいけない人。
レベッカは私立探偵ゲイブのことをそんなふうに思っていた。
レベッカの望みは夫と子供なのに、彼は家庭を持つつもりはないと言う。
それでも、兄にかけられた殺人容疑を晴らすためゲイブと行動をともにするうちに、どうしようもなく惹かれていく。
そしてある夜、暴漢に襲われそうになったところを彼に救われ、気持ちが高ぶるままに愛を交わしてしまった。
しかし情熱が静まったあと、ゲイブが彼女に告げたのは……。
宝石会社を経営する幼なじみのマックスの手助けにフィービーは有能ベビーシッターとして駆けつけた。
傲慢で素っ気ない態度の彼と衝突する毎日。
時折見せる彼の熱いまなざしに惑わされたりせず、たまらなく惹かれているのを悟られないようにしなくては。
ところがある夜、ふたりきりになるとマックスが急に切り出した。
「結婚しよう、そうすればすべて解決する」まじめで分別のある彼が、私にプロポーズ?天国にのぼったようだった心は、次に続く彼の言葉でうちくだかれた。
水も食料もないまま不毛の地を歩きつづけたジェナは、ようやく小さな建物を見つけて、安堵のため息をついた。
いまにも壊れそうなあばら屋だけれど、外にはぴかぴかの自家用ジェット機がとまっている。
持ち主に頼めば、空港まで送ってもらえるかもしれない。
そのとき戸口に現れたのは、危険な雰囲気を漂わせた男性だった。
孤独を映す瞳、精悍な顔、日に焼けたたくましい体。
不意にジェナの胸が激しく高鳴った。
初めて会った人なのに、これほど惹かれてしまうのはなぜ?モリーは今まで結婚願望とは無縁に生きてきた。
そんな彼女が、ある日突然ひらめいた。
そろそろ結婚して、幸せな家庭を持つのもいいんじゃない?でも、それにはまず恋をして、プロポーズされなくちゃ。
幸い、兄の友人のホアキンはその道の達人だ。
元有名サッカー選手の彼は、常に華やかな噂が絶えない。
彼ならきっと、男女の駆け引きについて詳しいはずよ。
モリーはさっそくホアキンのところに押しかけた。
「あなたを雇いたいの。
私に恋のレッスンをしてくれない?」十九歳の若さで未亡人になったアンバーは、今日もぼんやりと公園のベンチに座っていた。
よく見かける気さくな男性が、きびきびとトレーニングをしている。
力強い腕や筋肉質の長い脚が、ひときわ目立つ。
同じアパートメントに住んでいると知って、アンバーはアダムというその男性に興味を引かれた。
でも、彼と親しくなるなんてありえない。
今の私は、恋をするどころか、生きているだけで罪の意識を感じるのだから。
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